潜在保育士や保育士不足が懸念されている現代ですが、保育士になりたいと言う人がいないわけではありません。
保育士になる方法
では保育士になるにはどうすればいいのかと言うと、国家資格を取得するためにまず保育士養成課程を持つ大学、短大、専門学校などそれに準ずる施設を卒業します。必要単位を取得し、卒業後自動的に保育士の資格が付与されます。
通信教育による保育講座もありますが、1年に数回スクーリングを受けなければなりません。保育士になるには国家試験を受けなければなりませんが、受験資格は大学に2年以上在籍し、62単位以上を履修していること、高等専門学校を卒業していること、一定の期間までに高校保育科を卒業していること、高校を卒業していること、児童福祉施設で5年以上保育経験を積んでいることなど条件があります。
筆記試験8科目に実技試験2分野が試験内容となっており、1年に1回行われます。
なお保育士の資格を取得できる大学や短大は全国各地にありますが、保育学科や子ども発達学科など保育士養成学科と言ったように分かりやすい名称の学部は少ないです。
ですから保育士を取得するための学校を探す場合は、取得できる資格を確認したうえで学校を志願することが大切です。
保育士の国家試験
保育士の試験は保育原理、教育原理と社会的用語、児童家庭福祉に社会福祉、保育心理学や子どもの保健、そして食と栄養、さらに保育実習理論と8分野からマークシート形式で出題され、教育原理と社会的用語は50点満点、それぞれ30点以上取得すれば合格です。
筆記試験をパスすると実技試験を受けることになり、音楽か絵画制作か言語の3分野から2分野を選択します。音楽では課題曲が2つありますので両方を引いて歌います。
課題曲は難しいことはなく子供が良く知る童謡ですし、ピアノだけではなくギターやアコーディオンから選ぶことができます。絵画制作は保育の一場面を色鉛筆を使って表現しますが、ここでは保育士に必要な造形表現が求められます。
腕時計を持ち込むことはできますが、計算機や電話機能、アラーム機能がついたもの、置時計は持ち込みができません。
言語表現については3歳児クラスの子供に対して3分間お話をするというシーンで、子供が集中して話を聞くことができるか4つの架台から1つを選んでまとめます。
絵本や道具を使うことはできませんので、20人程度の子供に対して話すつもりで行うことになります。
課題はすでに受験の手引きに記載されていますので、それを見ながら選ぶといいでしょう。1分野50点満点で1分野につき30点以上取得すると合格になります。
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